チームのやっていきを言葉にする

先日 ovento というイベントで対外発表をしてきた。

Osaka Venture Today Meetup という freee さんの主催するイベントで、技術的に良い話をしながら参加企業が良いエンジニアと出会って良いことが起きればいいなという感じの会。

kansai-venture.connpass.com

自分は今やっているプロジェクトで「コンシューマ駆動契約」というテスト手法のひとつを紹介した。マイクロサービス時代に、どうやってサービス間で動作を保証しながらも独立した素早いリリースサイクルを実現するかという、わりかし新し目の要求に対する一つの解となるものだ。

www.slideshare.net

詳細は資料を読んでもらえばと思うので、特に説明はしません。

他人のふんどし

自分はわりとスライドやブログでプロジェクトのアーキテクチャや技術的なポイントを説明する上記のような資料を書くのが好きなので「我々がやっているのはこういう目的意識で〜こういう構造を目指して〜ここが面白くて〜」みたいなことを自分の理解の整理も兼ねて書いている。

しかし、プログラマ人生も長くなってきたせいか自分は会社においてはすでに「やっていきプログラマ」としては引退気味である。

「チームのやっていき >>> 自分のやっていき」みたいな状況で資料をまとめたりしていると「こういう行いは他人のふんどしで自己のビジビリティを高めるズルい行いなのではないか〜」とか「自分自身のコンテンツやプロダクトを生み出して世に問いかけるべく精進すべきでは〜」みたいな謎の葛藤がしばしば発生する。

「チームのやっていきを言葉にする」というのはそういう葛藤の中でふと思いついたフレーズだけど、こう表現すると他人のふんどしよりは自分のやっていることをもう少し前向きに捉えられる。

やっていく人間の中にはすでにチームで十分共有された事を改めてまとめるよりも、よりやっていくことを大事にする人が多く、しばしば外部からは何をやっているかが全く見えないという状況が発生する。

だから自分はチームのやっていきを言葉にして、チームの姿が周囲からよくわかる助けになれば、それは自分が中心となって進めたことでなかったとしてもそれで良いことなんだろう。

いい話につなげようとしたけどなかなか難しいので、ただの日記でフィニッシュです。